『ぜんかれん』と『こころの元気+(プラス)』

私は、16年前の34歳の頃、
クリーニング屋で働いていました。

私には漫画家になりたいーー
との強い思いがありました。

クリーニング屋で働きながら
帰宅して漫画やイラストを描いていました。

 

講談社フェーマススクールズを
受講していましたが、
夢を現実化することは容易ではなかったです。

私がよく利用していた地域生活支援センター(地活)に
毎月届いていた
メンタルヘルス系の月刊誌

『ぜんかれん』

小さな冊子でした。
そこにはその雑誌には、
2人〜3人位の当事者が描いた漫画が
掲載されていました。

 

大体が4コマ漫画でした。
私はぜんかれんの編集部に電話。
「あの、自分、 漫画を投稿したいんですが」と。

ぜんかれんのスタッフさんが
対応して下さいました。

 

2ヶ月後ーー
私の描いた8コマ漫画が掲載され始め、

以降、毎年4〜5回、掲載されました。

 

掲載されているたびに、
謝礼として、
ぜんかれん編集部から、
3,000円の図書券(後に図書カード)が
届いていました。

その後、4年近く、
そんな感じで、
ぜんかれんにお世話に
なっていました。

 

でも2007年に
そのぜんかれんが廃刊。

 

「自分の作品の発表の場が
なくなったな…。」と、がっかり……。

 

でも、その時、
地活のスタッフさん達に
聞いてみました。

 

「あの…、
ぜんかれんみたいな雑誌を
出している団体って
他にないですか?」

その時、ちょうどそのタイミングで、
雑誌『こころの元気+(プラス)』の創刊号が、
地活に2冊届いていたので、
内、その1冊をいただきました。

 

当時、
ベンチャー雑誌だった、
メンタルヘルスマガジン『こころの元気+(プラス)』。

始めの頃、『こころの元気+』には
挿絵のイラストはいくつか載っていましたが、
でも、漫画は1つも掲載されていませんでした。

 

私はすぐさま、
それまで描きためた漫画のコピーと、
手紙を添えて、
その雑誌を出版しているNPO団体に送りました。
(競争相手がいない内に…)。

その団体の名称は、
『COMHBO/コンボ(地域精神保健福祉機構)』。

https://www.comhbo.net/

 

2ヶ月後、そのコンボから、
「漫画を描いてみませんか?」
とのお返事をいただきました。

そして、
初めて原稿料もらえる漫画の仕事を
いただきました。

 

その時私は、38歳になっていました。

 

その後しばらく、
不定期でお仕事をいただいていました。

それ以降、
この雑誌の知名度が上がり、
『こころの元気+』は、
私以外にも
当事者の方達が
描いた漫画が投稿され、
掲載されていました。

 

私は時々、
コンボからの依頼で
不定期の仕事を
こなしていました。

 

この雑誌でデビューしてから、3年後――

 

2010年に、
隔月の連載の仕事を頼まれました。

 

それから更に2〜3年後、
毎月連載の漫画の仕事を頼まれて
今も描き続けています。

 

『こころの元気+』は、
今年で創刊10周年を迎え、
その間多くの当事者の方が描いた漫画を
その雑誌に掲載し続けています。

 

同誌は、
メンタルのハンディを
抱えている漫画家にとって
ありがたい雑誌です。

 

現在、
私の連載漫画は
70話を超えています。

 

私は、
これを今後も描き続けていきます。

 

今後もコツコツ描き続ける事で
実を結ぶ日が来ることを
希望しながら仕事をしています。

 

今日描いた絵です。

 

今後も楽しみながら描いていきます。